愛しさがこみ上げて

家族で、豪華客船に乗って旅をしていました。
チビは、キッズフロアみたいなところで、おもちゃで遊んでいて。
私は、船の中をウロウロしていて、スタッフの話を耳にしてしまった。
「もうすぐ、この船、沈没するらしいよ」
私は、大急ぎで、チビのところへ行って、
何も知らずに「このおもちゃ欲しいなあ」っていう無邪気なチビを
ぎゅっと抱きしめて、
「うん、買ってあげるよ。」って泣きながら返事をして。
こんな小さいのに、人生まだまだこれからなのに、
こんなところで死ななくちゃいけないチビが不憫で悲しくって。。。

という夢を見て、目が覚めました。
目が覚めてからも、なんだか心臓がバクバクしているような嫌な夢。

「○○タニック」じゃないんだから、という突っ込みは無しにして、
目が覚めて隣で健やかに寝ているチビを見たら、
なんだか愛しさがこみ上げてきてしまった。
もう、最近じゃ、生意気で、なかなか言うことも聞かないし、
本気でムカついたりしちゃうこともあって。
でも、セツナイ夢のおかげで、そんなのはどこかへ吹っ飛んでしまった。

で、寝ているチビの頭をなでたり、手をニギニギしたりして
「可愛いなあ」って気持ちで思い切り満たされていたのに、
目を覚ましたチビの一言

「まだ眠いんだから、ほっといて！」

ガーン・・・。
でも、めげない私。

「ねえ、添い寝してあげるから二度寝一緒にしようか？」

「ううん、いい。」

・・・（涙）
いつの間に、こんなにも我が子は成長してしまったんだろう。
母は寂しいよ。

ええい、こうなったら、仕事に打ち込んで寂しさを紛らわそう！