わかったこと

結局、昨夜、勇樹とは会いませんでした。
久しぶりに一人でホテルライフを満喫して、
（はい、持ってきた仕事は、もちろん捗ってません）
色々分かったことがあった。

私は、勇樹とは、もう二人で恋人として会うことはないと思う。
同業者として、話をしたり、顔をあわせたりすることはこれからもあるだろうけど。
今回、一人ですごして、会いたいと思ったのは、
勇樹ではなくてタクヤだったから。

タクヤには、ウツの季節や、自分勝手なところや、頑固なところもあるけど、
それが理由で、喧嘩もするし、険悪にもなるけど、
でも、タクヤと結婚してから、私はとっても幸せなんだと思う。
毎晩、タクヤの温もりに触れながら眠ることの幸せを再認識しちゃった。

人は比べるものではないけど、今、タクヤと勇樹を天秤に乗せたら、
タクヤを悲しませるかもしれないリスクを冒してまで、
勇樹との恋愛を続けることはできないな、って思った。
なによりも、タクヤだけは失くしたくないという気持ちがはっきり分かって。

相変わらず恋愛体質の私のことだから、
タクヤだけずっと見ていく自信はないけど、
でも、これを理由に、勇樹への思いはクールダウン。

でも、もちろん勇樹のことを嫌いになった訳ではないから、
時々思い出したり、せつなくなったりすることはあると思う。

でも、もう、勇樹と体を重ねることはないでしょう。

さて、朝食のルームサービスを頼んで、持ってきた仕事を片付けちゃおう。