私が勇樹と終わることが出来なかった理由を考えてみた。

一言で言ってしまえば、勇樹が私の「逃げ場」であるから。
勇樹をなくしてしまったら、私は「逃げ場」がなくなってしまう。

毎日の生活で、色々なものを抱え込んで、
でも、それを吐き出すところが見つからないことがしばしば。
そんなとき、勇樹のことを想うと、少し楽になる。

どうしようもないイライラを抱えているとき、
勇樹に会えば、それだけで、心が軽くなる。

勇樹はそんな人なんだ。

タクヤと結婚したとき、
勇樹とはきちんと「さよなら」をして、
タクヤだけを見て行こうと心に決めた。
でも、タクヤの神経の過敏さ、細さ、
そして、頑固で偏屈な価値観を目の当たりにして生活をしていたら、
それが重くなって、息が出来なくなりそうになるときがある。
でも、タクヤにそれをぶつけても、
タクヤには響かないから、
むしろ、私に倍になって跳ね返ってしまうから、
いつしか、それを私サイドで解決・消化しなければいけなくなってしまった
ことに気が付いた。

そんなときに、私の心を浄化してくれるのが勇樹の存在だった。
私と勇樹のいわゆる「不倫」という未来のない関係は、
時に無責任すぎて切なくなるけれど、
無責任にお互いを暖めあえるシェルターでもある。
お互いに、深く立ち入らず、
悲しいとき、寂しいとき、苦しいとき、
ただ、顔を見て、美味しいものを食べて、暖めあえば、
また頑張っていける力が蓄えられる。

そして、もちろん、私は勇樹のことが、とても好きだから。

タクヤを補完するために勇樹がいるわけじゃない。
勇樹は、たった一つのその存在で、私に必要な人。

ついさっき、苦しくて爆発しそうな私の心を穏やかに治めてくれたのは、
勇樹との先週の思い出だったんだ。

そして、そんなときふと思い出したのは、3年ほど前に勇樹が言っていた言葉。
「辛いときに声をかけられる、そんな人間が一人でもいると思うと
頑張れるでしょ?
オレは、イブのそんな存在になるよ。」

コメント

2007年2月19日20:53

>「辛いときに声をかけられる、そんな人間が一人でもいると思うと頑張れるでしょ?オレは、イブのそんな存在になるよ。」

この言葉にキュンってしてしまいました。
そんな存在の人がいてくれること、とってもしあわせですね^^
そんな存在になれることもしあわせだなぁって思います。

イブ
イブ
2007年2月20日7:04

そう、私は、一人で行き詰らなくていいだけ、幸せなんですね。
でも、なかなか会えないし、お互いに家族があるし。
なんだか、むなしいだけの関係、って時もあるんです。

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