思い出

2006年3月13日 恋愛
勇樹との思い出を処分しようと思った。
なかなか捨てられずにいた古い携帯電話。
機種変更の度に、勇樹とのメールのやり取りを失えずに、
何台も何台もコレクションしてきた。
でも、タクヤにすこしでも誠実でありたいから。
勇樹との日常を紡いだメールは捨てようと思う。

今日、古い機種を充電して、仕事の合間にメールを読んだ。
勇樹との些細なやり取り。
その合間に、時々タクヤとのメールも混じっていた。
あの頃は、今の私を想像できなかった。
勇樹と終わり無く続くものだと思っていた。
タクヤは、よき先輩として存在し続けるだけの人だと思っていた。
でも、思い出にすがろうと古いメールを処分できなかったのは、
勇樹とのやり取りを保管していたのは、
いつしか二人の関係が終わってしまうときのために、
儚い二人の形として取っておこうとしていたのかもしれないね。
何の約束も無い二人のたった一つの形だったのかもしれない。

何年か前からの携帯電話

こうして、一つ一つ誠実なタクヤに近づいて行けばいいよね。
タクヤ、こんな歩みの遅い私を許してね。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索